白馬村登山情報【必ずご確認ください】

2025.7.10更新
各山小屋・テントサイトのご利用時にはご予約が必要です。各山小屋ホームページを必ずご確認の上、ご予約をお願い致します。また、登山スケジュールにはより一層十分は行動時間を確保し計画を行ってください。
*各山小屋及びテント場は予約が必要となりますので白馬村山小屋情報より利用施設を必ずご確認ください。
白馬連峰エリア全域【6月〜7月上旬の残雪期登山には十分ご注意ください】
今年は残雪が多く、各ルート上多くの残雪箇所が残っています。夏道が見えていない残雪箇所についてはルートの目印となるピンクリボンなどをしっかりと探しながら雪上を慎重に歩いてください。また、残雪箇所の踏み抜きにも十分ご注意ください。
早朝には雪が凍結している場合もあります。また急登や斜面横断箇所などもありますので、チェーンスパイクや軽アイゼンではなく前爪のついたアイゼンやピッケル等が必要となります。
夏道が出ていない箇所等での道迷い防止のため、電波の届かない場所でも確認ができる紙の地図などをご持参ください。また、行動食や防寒具等も適切にご準備ください。
行程中、ご自身の力量や体力、装備に不安を感じたりした場合は無理をせず引き返しましょう。山はいつでもまた皆さんを迎えてくれます。
唐松岳(7月10日現在)
登山道整備のため、八方池までの木道コースの一部を閉鎖しております。ご理解とご協力のほどお願いいたします。詳細は下記白馬八方尾根スキー場HPよりご確認ください。
八方池の水面の雪は溶けました。
唐松岳までは扇の雪渓や登山道に一部雪の残っている所は有りますが、7月9日より尾根道から夏道へ切り替わりました。雪の残る箇所には弁柄を撒布しやリボンテープを付けています。雪の薄いところは固く滑りやすいのと踏み抜きに気をつけて下さい。
また、扇の雪渓や上の樺辺りは雪の重みでまだ頭などぶつけやすい木がたくさんありますので注意して下さい。
雪の上を歩くのを慣れてない登山者は積極的にアイゼンを使うことをお勧めします。
★トイレのご案内
現在【うさぎ平テラス】が最上部のトイレです。
ゴンドラ終点のうさぎ平テラスのトイレをご利用下さい。
※八方池山荘では水が不足しており、トイレの利用は宿泊者及び食堂利用者のみに限定させて頂いております。ご不便をお掛けしますがご理解頂きますようお願いいたします。
*水の状況により状況が日々変わりますので当日の状況は下記HPよりご確認ください。
ゴンドラやリフトの最終営業時間等に間に合うよう、余裕を持って行動しましょう。
参考リンク:
白馬岳
【県道白馬岳線・交通規制一部解除について】
県道白馬岳線(二股〜猿倉)については猿倉荘から1.2km手前で通行止めとなります(徒歩での通過可能)。
通行できる車両はタクシー、路線バス等公共交通機関のみとし、一般車両((株)白馬館ヘリポートまでの送迎車は除く)の通行はできませんのでご注意ください。
お車でお越しの方は、八方第3駐車場、八方第5駐車場等(無料駐車場)に駐車して、八方バスターミナルから公共交通機関等をご利用ください。本件の詳細は下記よりご確認ください。
【白馬大雪渓〜白馬岳】(7/8現在)
今年は例年に比べると残雪がかなり多く道迷いが多発しています。(小雪渓のトラバース部分を直登し、杓子岳の斜面に向かう方が多く見受けられます。)事前のルート確認と当日も地図情報GPSなど活用してお気をつけてお越しくださいませ。
また白馬大雪渓をご利用されるお客様は、前爪のあるアイゼンとピッケルをご用意ください。チェーンスパイクや軽アイゼンは通用しません。
白馬尻上部は夏道が出始めてきました。大雪渓ケルン付近は雪が多く、本峰側には亀裂がありますのでベンガラ通り進んでください。
2号雪渓合流上部には杓子側から大きな亀裂が入っています。ベンガラより杓子側は非常に危険ですので、特に下山の際はご注意ください。
大雪渓から葱平には直接取り付けますが斜度がありますので慎重に。小雪渓までは雪を踏みません。6月27日に小雪渓のステップ切り作業を行いましたが、融雪が進み消失していました。早朝などは斜面が硬くなっているため、10本以上のアイゼン必須です。慎重に行動してください。避難小屋から頂上宿舎までは雪渓の残っているところもあります。
(お花)
白馬尻周辺はキヌガサソウが見ごろ。他にサンカヨウ、ニリンソウ、モミジカラマツなど。
葱平はミヤマキンポウゲ、ヤマガラシが咲き始め。
お花畑~頂上宿舎はミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマオダマキ、ハクサンイチゲなど。
【栂池〜白馬岳】(7/10現在)
白馬岳稜線は夏道が出ています。白馬大池山荘周辺に残雪あり。白馬大池を回る登山道の一部に残雪60m。白馬乗鞍岳から天狗原手前までほぼ全面雪が残っていて急斜面です。天狗原~栂池は夏道です。
雷鳥の雛が生まれてます。近づき過ぎずそっと見守ってあげましょう。
(お花)
白馬岳稜線はハクサンイチゲ、コマクサ、タカネツメクサ、オヤマノエンドウ、ミヤマダイコンソウ、
ミヤマシオガマ、ミヤマアズマギク、チングルマ、アオノツガザクラ、ミヤマクワガタ、他にも咲いています。ウルップソウは見ごろを過ぎた感じで、ツクモグサは咲き残りが少しだけありました。
白馬大池周辺はチングルマ、タテヤマリンドウ、ハクサンコザクラが咲き始め。
鑓温泉方面(6月20日現在)
白馬鑓温泉小屋の営業開始は7月25日(金)を予定しております。営業に合わせて登山道整備等も始まりますので、白馬鑓温泉小屋営業前にルートを通過する場合はガイドの同行などをご検討頂き、道迷い等に十分ご注意ください。
キレット・五竜岳(7月4日現在)
・小遠見〜大遠見
残雪は特にありません。ところどころ融雪の影響か、地割れしている箇所あります。草刈り対応していますが、まだまだ各所生い茂っています。
・大遠見〜西遠見
斜度はありませんが夏道と冬道が連続しています。ピンクテープやGPSアプリ等を活用し常に自身の居場所と進行方向を確認して道迷い遭難に注意しましょう。
・西遠見〜五竜山荘
短い距離ですが急な斜面に残雪があります。
雪が硬くかかとでステップを作りながらの下山は難しく軽アイゼン等を装着し慎重に下りる事をおすすめします。(ピッケルもあればなお良し) 片斜面になっており滑落要注意です。
・五竜山荘〜五竜岳
アイゼン等は不要です。昨シーズンの豪雪の影響により浮石が非常に多いです。足元に注意して下さい。
・五竜岳〜キレット小屋
残雪はありません。ロープや鎖場がありますので慎重に通行してください。
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